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〔大型自動二輪免許〕取得! [俺の日常]

 仮に一生原付バイクを乗るだけの俺を「俺A」としよう。
大型自動二輪免許を取って色々なバイクに乗る俺を「俺B」とする。
 Aであれば、貯金は順調に貯まりそれなりに無難な生活を続行するだろう。
そのかわり、出不精でインドアな趣味だけで毎日を過ごし「あれぇ、昨年の俺は、どこか出かけたっけな?」などと回顧してその空虚な思い出の質の低さに愕然とする俺だ。
 Bであれば、貯金は減るものの大きなマシンを所有する充足感に満たされて晴れた日には爽快なツーリングを楽しみながら大空の下でバイクを停めて見ず知らずの同好の志たちと親睦を深める俺だ。思い出もたくさん脳裏に残るだろう。

 貯金は数字だ。
桁の大きな数字は安心を生むが、俺の場合はいくらその数字が大きくなっても心の渇きや空虚さは癒えない。休日もずっと部屋にこもってパソコンをいじったり本を読んで過ごすのか。世界はもっと広いはずだ。もっと色々な人々と知り合えるはずだ。
 確かにバイクは金銭的には実りのない遊びかもしれない。リスクばかり大きい命を張った割に合わない趣味かもしれない。
だが、違うのだ。
バイクは。バイクはロマン
バイクはバファリン的な何かなのだ(←アリス氏談)
 ちょっと一時的に貧乏になるのがなんだ。
維持費を賄うために仕事を頑張ればいい。
俺に足らないのは貯金額でも日光浴でもない。
人生の発奮材料なのだ。
それがバイク

 ……え、そんな大仰なものってわけでもないんだけど。
この度、大型自動二輪免許を取得しました
昨年末から仕事を1つ増やしてここ半年はホント家に帰って寝るだけの生活でした。
諸事情で件の増えた案件は解決して、私は自由になった。
いや、無職になったわけじゃないよ
 で。
忙しかった日々から元に戻っただけなんだけど、暇を持て余すね!
こりゃー何かやらないと怠け癖がつくぜ!というわけで、前々から取得したかった免許だ!とゲンナマ片手に目をつけていた自動車学校に特攻。その場で契約して翌日から講習となったわけです。
それが7月30日の事で御座いました。
 定職は主に夕方から深夜までの私ですから、昼間に講習を受ける時間は充分にあるわけです。
平日の午前か午後一に2コマずつ消化して、いきなり大型自動二輪免許を取るおバカさん用のコマ数全31時間をこなす毎日。
ちなみに、中型バイクの免許を持っている人は12コマでOKだそう。
 教習車はHONDAのCB750で、スタンダード且つ素直な挙動と乗り味の4気筒エンジン搭載の名車。教習車は馬力を抑えられているそうですが、原付しか乗った事のない私にとってはまさしくモンスターマシン。重量も半端ない。こんなん乗りこなせるのか?!と呆然としたものですが、コツを掴んで体重をかたむけてやれば私のような小柄な者でも取り回せました。人間、慣れですな。
 最初に思ったのが「クラッチ硬てぇ!
握力エキスパンダーみたいな硬さってわけじゃないのですが、何度も何度もクラッチを引くうちに握力が尽きてくる〜。うおおおお、俺はなんてひ弱なんだーっ。
 真夏の炎天下で汗を滴らせてクタクタになって終了。
日陰になった休憩スペースで喘ぎながら居並ぶバイクを眺め、その向こうに広がるハイコントラストの教習所の道路や信号が網膜に焼き付く。
どんなに老いさらばえても俺はこの光景を一生忘れる事はないだろう。
バイクと共に汗を流した、この夏の事を……などと船戸与一のハードボイルド小説のような文言を呟きながら「あー、早く教習終われー。早く卒業してー」とぼやく日々。
クラクラ回る脳髄のシェイキング。
照りつける太陽。太陽がいっぱい。
 そう言えば、教習中は結局1度も雨に降られませんでした
今年が観測史上3番目に雨の少ない夏だというのもあるかもですが運がいいのかわるいのか。

 よたよたびくびく第一段階をクリア。
更なる技能を求められる第二段階と走り込み。
私の課題は長いこと原付ミッションバイクに乗っていたのが仇となって色々と変な癖が付いていていちいち指導員に指摘され矯正していく事でした。長年の癖というのは恐ろしい。
 ともかく、これは正しいフォームで走りなれていくしかありませんでした。
姿勢というのは大事で、どうにも苦手でうまく通り抜けできなかったクランクが姿勢を正しただけで劇的にバイクが言うことを聞いてくれるような、”重さを感じない”ステージへと私を引き上げてくれました。そうか、なるほどこういう事だったのか!
 そんな分析と発見と理解を繰り返してなんとかかんとか卒業見極め。
苦手だった急制動と波状路のバランスを掴んだ!と思えたところで卒業検定。
不安な部分はありましたが、一発不合格になるポイントさえクリアしていけば、減点方式で70点までなら合格。変なミスさえしなければ……勝つる!などと自分を励ましてやってきました検定のお時間。
今日のことです
 採点する指導員は塔に登って全域を見下ろしています。
昨日までゴリゴリに走っていたお陰でいつも通り!の気持ちで走りだせば緊張はありませんでした。冷静に。ここでミスしがちだからフォームを整えて……などと考える余裕さえありました。
 所々、あれ?ちゃんとウィンカー出したっけ……とか規定秒数に届いていたのか?……と不安になりましたが、結果は合格。
一発合格です。さすが俺!(手のひら返し)

 えー、実は。
2週間ほど前に乗るバイクを成約してしまっていたのです。
某メーカーの正規店で中古の非常に状態のいいバイクを見掛け、その場で販売員さんとあーだこーだ会話はしたのですが即決するような事はせず。帰ってから丸3日悩んで……決めました。冒頭のような感じですね。こんなに論理的な思考ではなかったですが。やべー、あのバイク買わないときっと後悔するぜぃ程度に。
 電話で買いたい意志をお店に伝え、成約扱いにしてもらい、先週土曜日に直接出向いて正式な書類を交わしまして代金の支払で少し悩む。
結局、ローンを組めば毎月数万円の支払いで楽に感じるだろうけど、数年のうちに金利で車検1回分くらいはいっちゃう感じだったので……男らしく一括払い!
 翌月曜日に速攻で銀行で入金処理。
すげーぜ。指先の操作1つで大金が動く感覚!
 住民票をとって郵送したり、保険の関係でいくつか電話入れたりの用足しを1つ1つクリアしていき……。9月9日に納車の予定!
 あー、一発で合格できてよかった。今日合格できて本当によかった。
合格できないと、最低1コマの補習と卒業検定を受け直しですから、当然、納車も先延ばしになり色々と残念な事になります。
万事予定通り!
うおおおおおおおおおおおお、日曜日が楽しみだ〜!!
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葬儀に関するあれこれわっしょい [俺の日常]

 昨年のクリスマスイブに肺炎になって入院していた祖母が昨晩夜半近くに逝去。
一旦、肺炎は治ったものの、たまに高熱を出したりして3ヶ月以上もがんばっていましたが、ついに呼吸不全で亡くなりました。
 ぎりぎり大正生まれで、私の人生唯一のおばあちゃんであった祖母。
夫であったおじいちゃんが4年前の3月に亡くなったのを思うと同じ87歳という年齢で同じ季節に逝ったことに不思議な縁を感じなくもないわけですが、ともかく最後まで鴛鴦夫婦でありました。
 さすがに覚悟しまくっていたので涙が出るわけではないのですが、この世に私が「おばあちゃん」と呼べる存在がまったくいなくなってしまうのは一抹の寂しさと無常観を胸中に芽生えさせます。

 昨日は朝から晩まで働いて、さあ、夜の仕事が終わるというところで伯母からの連絡があり入院先に駆けつけたわけですが、家に帰って寝たのが午前4時過ぎという。
 午前10時から喪主になる伯母に付き添って葬儀業者と細かい日程や告別式などで使うアイテム選びや食事などなど取り決めごとに立ち会って費用の見積を算定。
 葬儀会社の会員になってン十万円か費用を積み立てつつ割引が利いて一般葬儀の半額以下の金額なのにトータルで100万円前後の支払いが必要という結果に。
それだけじゃなく、お寺に払うお布施だの戒名費用だのでさらにだいたい80万円近くが飛ぶ。
すごいねー、日本の葬儀システム。

 そんなわけで今日は、葬儀の打ち合わせしたり仕事先に行って忌引休み+有給を申請したりで一日終わってしまう感じでしたなー。
 若い衆は私と従姉妹だけなのでお通夜と告別式は受付要員確定。
いやぁ、おばあちゃんの親族は90~60の高齢な人ばかりだし、団塊世代を生んだ親がどんどん亡くなる時代になっていますね。
 葬儀社も大忙しで、一晩で数件から多い時は15件くらいのご遺体引き取り依頼が来るようです。
そのくせ、火葬場数は少なくて葬儀の日程を組むのに困るほどというのが現状らしく、これからこの傾向はどんどん進んでいくでしょうねー。
 私が死ぬ時もこんな風に周りがバタバタして送り出されるんだろうかなー、などと。
つい考えてしまいますね。
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スバルの新型FR車 BRZ [俺の日常]

SUBARU_BRZ000T.jpg


 SUBARU 『BRZ』のRグレード(中間のお値段)が職場近くのスバルディーラーで展示されている情報を知って見に行きました。
撮影はOKか聞いたところ、まったく問題ないとのことで25枚くらいバシャバシャ撮ってきました。
今回はそのうちの5枚+1分半ほどの動画をブログ用に加工して貼ってみます。

続きを見る⇒


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今冬の初大雪! [俺の日常]

 大雪なう。

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しんしんと積もる。

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赤城山も見えませぬ。

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バルコニーから。


 取り急ぎ、家の前の道路と両隣分だけ雪かきした。雪かきの徒労感は異常。
ところで、半年くらい前からほぼ毎日10kgのダンベルで片方の腕20回ずつくらい鍛えていたら、昨年まで結構重労働だった雪かきが楽々できた。
体力値に+3してよい。
幸運値も+1しておくこと。

 って、これから仕事で市街におりていかねばー。
交通はどうなっているのか心配である。
私は今夜、無事に帰ってこれるのか。
タグ:大雪
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2011大晦日神仏巡り [俺の日常]

 ド阿呆!
わしはホンマモンのド阿呆なんじゃ~~~!

 年の瀬の迫った大晦日。
もうどうにでもな~れ☆という気分で孤独な私ですので、寒さは無視して大晦日の夜をバイクで徘徊してきました。
 風体は黒いバイク乗り風ジャケットに戦車兵のようなハーフメットと風防眼鏡という、かなり怪しいバイク野郎です。
すれ違う車の人に恐怖と好奇の思い出でも出来ればよいのです。
私のやうな者など、もうだうにでもなればよいのです。

20111231shinbutsu01.jpg


【画像+8枚あり】続きの大晦日徘徊だ!


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映画『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』視聴録 [俺の日常]

●たまには科学映画でも
 以前から何度か通っている「シネマテークたかさき」にて、映画『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』(配給:角川映画フィルムインク)を視聴して参りました。
 群馬県富岡市にあるIHIエアロスペースで熱処理問題などを担当した小出昭雄氏による上映後の講演会がある回を観たいと思ったので、事前予約しました。
 私は12日の夕方に電話を入れましたが、確認したら28番目の予約という事でちょうど半分の席が埋まった時だったようです。

 前日から少々体調が悪く、熱っぽかったのですが睡眠を充分にとって起きだしまして高崎まで辿り着きました。
時間的にはぴったり18時40分くらいにシネマテークたかさきに入って開場を待ちます。
 予約は満員御礼状態のようで、電話予約していなかったらしい前のお客さんは残念ながら視聴できなかったほど人気のようです。
 客層は老若男女問わず集まっておりました。
小学生低学年の子たちがいると思えば70歳代と思しきおじいちゃんもいる。「はやぶさ」の国民的人気を目の当たりにした気分です。
 時間になり、シネマテークたかさきのスタッフお姉さんによる前説が短くあり上映となります。

●映画本編
 映画の内容は、フルCG作品で人物などの出演や実写資料映像などはなし。
詳細なコンピュータグラフィックによる美麗なメカや宇宙が描写され、はやぶさの計画の推移、辿った軌道などをわかり易く解説する科学啓蒙映画でした。
 はやぶさに人格があるものと見たてた問いかけ風のナレーションがメイン。
ちょっと小学生には難しいんじゃないかと思われる部分もありましたが、大宇宙のロマンを感じさせるに充分な迫力と説得力をもった映画でした。
 ミネルバ喪失とイオンエンジン全故障トラブル回避のエピソードを期待していたが、そこはやらなかった。そこらへんが一番盛り上がると思うんだけどなー。


●小出昭雄氏による講演会
 小出氏は物静かに語る人物で、講演はお世辞にも上手いとは言えない感じではありましたが、現場で活躍する人物が間近に居て語る様子は、ネットの資料や本などで得る情報以上の迫力のあるものでした。
 スクリーンにスライドを投射してはやぶさ計画のおさらいをし、細かなエピソードや科学解説などもはさみ講演終了。
 小出氏が何人かの視聴者側からの質疑に答えて時間となりました。
興味深い話を現場の人の口から語られて感銘を受けました。
いいですね、科学苦労話は!
そして、わくわくな話を箇条書き。

◎小惑星探査プロジェクト「はやぶさ2」
 基本構造ははやぶさの発展型。
少しサイズアップして600kgくらいの機体となる。
目標天体は「1999JU3」
http://ja.wikipedia.org/wiki/(162173)_1999_JU3
 イトカワはS型小惑星(シリカなど無機金属系が基本の鉱石小惑星)だったが、1999JU3はC型小惑星(カーボンなどの有機系元素が含まれる小惑星)の探査。
 はやぶさではイトカワ表面のチリを集めるミッションだったが、はやぶさ2では爆発圧で小惑星にクレーターを作り、もっと深い部分のサンプル試料を得る計画とのこと。

◎小惑星探査プロジェクト「はやぶさマーク2」
http://www.jspec.jaxa.jp/activity/marco.html
マーク2はかなり大きな機体となる。
イオンエンジンもより強力なものを搭載して遠くにまでパワフルに行けるような立派な機体になるようで、期待は高まるというものです。
始原的なD型の小惑星かガスや塵を噴き出さなくなった彗星(涸渇彗星核)の探査を計画していて、まだどの星を目標とするかは検討中らしいです。

 たいへん良い映画でした。
シネマテークたかさきさんにおかれましては、またこうした科学映画特集を組んで楽しませてもらいたいものです。

20110915MVhayabusa.jpg


 ちなみに、最初にシネマテークたかさきの玄関口でもらった資料を閉じるクリアファイルは、IHIエアロスペースのオリジナルプリントらしく、映画を予約して見に来た人だけに配られるレアなアイテムのようです。いえい!
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