新バイク納車＆愛車廃車

　ついにこの日が来た。
大型自動二輪免許取得を目指して苦節1ヶ月半。
順調に教習を済ませて無事に免許取得。
バイクの見識を広めようとたまたま寄ったHONDAの直営店で極美品の中型バイクを見かけ、「これはいいものだー！」と唸って悩むこと丸3日。
　電話で成約して数日後に契約。翌月曜日に全額入金してしまう私にしては衝動買いか！と思えるような即断即決の高額買い物でしたが、後悔はしていません。


　保険の適用が夕方４時からなので、それまでに原付バイクのJAZZで片道３０ｋｍばかりを流して販売店に行き、帰りは買ったバイクで帰ってやろうという算段です。
そうすればトランポ納車代の約１５０００円を節約できるからです。JAZZも処分できるしね！
　…………。
ウワァァァン！
　いやだ、いやだよぉ！
別れたくないよ！
なんだかんだで１５年近く乗ってきた原付バイク。
１９９４年式の黒地にワインレッドのアメリカンバイク。
49ｃｃの単気筒エンジンなのに丈夫でなかなか粘りのあるトルクを頑張って出して私を運んでくれた単車。
　愛知から群馬に来る時も運送してもらって車のない２ヶ月ばかりのメインの足だったJAZZ。
様々な思い出が湧き上がって感無量。
　そして、最後の最後で駄々をこねるようにチェーンが外れたり突然エンジンが不調になったり前輪タイヤの空気が抜けやすくなったり困らせてくれましたが、なんとか走れる状態です。
　アメリカ式空気入れを腰だめに固定して発進っ。
国道３５３号を安全運転でくねくねと下っていきます。
　今日は適度に雲があって雨は降らないバイク日和。
日曜日の大安吉日とあって、行楽に出るクルマやツーリングのバイカーも多かったです。若い暴走族的な子たちの集団も見かけました。
結構みんなバイク乗るのに半袖で肘がむき出しの人が多くて驚く。コケた時の事を想像できないのだろーか……。
　やはり前輪は徐々に空気が抜けてしまうので、途中３度ほど路肩に寄って空気入れ。
一度入れれば１０ｋｍくらいは問題なく走れます。
頑張れ、君のラストランだ。
　国道３５３号の曲がりくねりと高低差はラストランにふさわしい。すべてのライディングシチュエーションを通過するように市街地へ。
　直営店に到着。
すでに新バイクはいつでも発車できるように準備されています。
書類の確認やバイクの説明を受けて鍵は私の手に。
店員さんが気を利かせてJAZZと私の新しいバイク、CB400 SUPER BolD'or（スーパーボルドール）を並べてくれたので、JAZZは最後の記念撮影。

今までありがとう、JAZZよ！

さらば、小さな鉄馬の友よ！

新バイク、かっこよすぎ！

　ありがとうありがとう、そしてありがとう！
エンジンを始動して新しいバイクのパワーに戸惑いつつ公道デビュー。
ほわわー、私はこんなのに乗って走っていいのだろうかーっなどと考えてしまいますが、すでに全額入金しているので間違いなくこれは私のバイク。
ともかく最初は飛ばさずに安全運転安全運転。
それにしても原付とはパワーが違いすぎて笑いがこみ上げてくる。時速６０ｋｍに達するのにわずか数秒。すげえすげえ。
日常とは異次元だ。
もう四輪車は今後、軽自動車で充分です。
バイクはいいのに乗ろう！そんな思いを抱かせるに充分な素晴らしい乗り物ですね、もっと若いうちに乗るべきだった。いやいやマジで。
　初年度は保険代が高いので、何事も慎重に運転して末永いバイクライフを楽しみたいと思います。
このバイク、とても気に入ったので長い付き合いになりそうです。
しばらく赤城山周辺のいい道路を流して慣れて行きたいと思います。

タグ：バイク CB400SB jazz 納車 廃車